†船上での激闘、という名の休息†

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さらに、その扉から人が雪崩のように溢れでてきてギルを踏みつけながらデッキへと飛び出していく。 ギル 「うわっ、ちょっと、待て!! 踏むなっ!! 痛ってえな!!」 リィナ 「うっわぁ。痛そ」 人が出てくるのが終わり、ようやく立ち上がるギル。 乗客はみな扉からギリギリまで離れていて何かに怯えている。 その時、扉の奥の暗闇で何かが光った。 ギル 「!! あれはっ!!」 姿を表したのは、成犬くらいの大きさをした、縞のあるライオンのような生き物だった。 色は真っ白で縞の所だけが黒く、シマウマのようなカラーリングをしている。 背中には真っ白な翼があるが、なぜか体は傷だらけで、翼も一部欠けている状態だった。
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