お互いの気持ち

4/7
前へ
/43ページ
次へ
東京に戻った俺は離島での事なんて すっかり忘れてた。 思い出す暇がない程仕事は忙しいし、たまのプライベートな休みは 月菜と 濃厚で甘い日を過ごし 眠る そんな毎日の繰り返しだった。 月菜は ファッション雑誌の表紙を飾るトップモデルだ。 顔よし スタイルよし Hのテクニックよしの 最高の女だ。 だけど 俺は 月菜を本気で好きではなくただ彼女という存在なだけで 俺を束縛する様な事を 言えば即 別れる そんな程度の思いだ。 月菜は 俺の性格をよく分かっているらしく 俺を怒らせる様な事は 一切言わない。 俺に他の女の陰が見え隠れしようが、関せずって感じだからずっと付き合ってこれたのだと思う。 月菜なら どんな男でも 喜んで付き合うだろう。 別に俺なんかと一緒にいてる必要ないのに『私は翼が好き。翼以外は いらない』って言って 俺に抱きついてくるから、『俺以上に いい男なんて いないもんな。お前は よく分かってるよ』よし②と頭を撫でてやった。 頭を撫でてやった月菜は 『ねぇ欲しいって』言って ジーンズのチャックを下ろし ある部分を口に含んだ。 こいつのやり方は まじうまい。やってる最中、長い髪をかきあげて、エロい顔で俺の顔を見てくる。 『翼 気持ちいい?』 俺は 女から『気持ちいい?』とか聞かれたら例え 気持ちよくても いいよぉなんて絶対言わない。 『普通だな』って突き放した言い方をしたら 月菜は もっと激しく 口を動かしてきた。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加