君と離れてる

東京生活

突然翼がやってきた。七夕に出会ってからから既に２ヶ月半

そりゃあ会いたいなと思う時や 七夕の日の出来事を思い出す日もあった。

翼が書いた短冊は今私の財布の中に 入っていた。

『香夏が女の子らしくなります様に。』って短冊に書かれたいたから 大学の友達に 基礎化粧だけ教えて もらったり いつもTシャツにジーンズが おきまりの服で 女の子らしい スカートなんて一着も持っていなかったから、勇気を出して スカートも買ってみた。

いつか翼に又会えたら スカートはいて 会いたいなって。

そのたった一枚しかないスカートは 今急に デビューを果たそうとしている。

『香夏 遅せぇぞ 着替えに 何分かかってんだよ。俺が人を待たせる事があっても この俺が人を待つなんて 事は まじありえねーだから早くしろよ。』って さっきから 翼は叫んでた。

早くしろって言われても 化粧は まだ覚えたてだし スカートをはいては みたものの 上に併せる服がなくて やっぱりいつもの格好にしようか悩んでた。