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説明
「援交!?」つまり…あれ!?
「そだよ!」卓郎は笑いながらメグのビンタを防ぎきった!間一髪である
メグは怒りをあらわにしながら卓郎に背を向ける
「待ってよ!?人の話を最後まで聞けよ!」帰ろうとするメグを宥めるように卓郎は言った。
「何よ!なんで私が体売らなきゃいけんの!?」メグはまだまだ興奮状態である
「いやいや!メグはフリだけでいいんだよ。」
「!?…じゃああんたは何すんの?」信用のない目線で卓郎を睨むメグ
「俺が揺すりのネタを作る!つまり証拠写真を取るんだ」卓郎は自慢げに答える。
「あほくさ…」メグの帰ろうとする手を引っ張る卓郎
「離してよ!そんなんでエロ親父どもから金巻き上げられるわけないじゃん」
「援交なんてみんなやってる。メグはそんな事でゆすれるわけないと思ってる…でも違う!」卓郎の目はどこか自信に満ちていた。
卓郎は静かに口を開く
「自分の家庭を壊したい奴なんていないし、会社にだって知られたくない。でもそれでも…危険だとわかってもいけない事だと知っていてもやってしまう。そして…」
「最後にはで家庭や自分の地位、評価、職場、居場所を守ろうとする…でもそんな当たり前は女の前では通じない。それがだめ男さ」
「卓郎はなんでそんな事言い切れるの?」メグは卓郎の口調の違いに恐怖を感じた。
「だめ男の息子だから」卓郎はまた笑った。
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