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一日
「まじ最低…」
友達に連絡が着かない
それは当たり前である事も知っている。
相次ぐ心臓発作や痙攣事件が携帯電話の電波が原因であると言われる。
そんな事を言われながらも専門家ははっきりした証拠を掴めづ仕舞いでいる
仕方がないので政府は携帯電話を調査すべく一週間という期限付きで携帯電話に夏休みを与えた
そんな事はメグに取ってはどうでもよい話しである
実際のところは友達との連絡が出来ずにいらいらを増している。
「あ~だり~」
メグは財布の中にあるテレホンカ一ドに目を向ける
ある会社が至る所に電話Boxを設置したおかげさまでこの会社も大儲けが出来て、しかもテレホンカ一ドまで売ってやがる
メグは空を見上げる。空はどこまでも静かに透き通っている
「お~い!メグじゃん!?」
「なんだ…卓郎か…」メグはやや落ち込みながら言う
卓郎はやや落ち込みながら笑った「こんなところで何しての??」
卓郎はメグにしゃべりかけるがメグは卓郎を無視して空を見上げる…何もしていないからである
「卓郎さ…携帯電話が無くなったら」
「どうしよう?」
卓郎はしばし悩みながら答えた
「しらん」
メグは考えた携帯電話の内一週間に出来る事を…
「わからん…」
この時携帯の夏休みの過ごし方について考えなければよかったのである
考えなければ、卓郎の面倒に巻き込まれる事はなかったのである
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