第五夜・考察1

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まとめてしまえば、無意識下の自分が『自分は呪われている』と思ってしまえば、物事は自分の作り出した『呪いという妄想』を中心に生活が成り立ってしまう。 つまり、『自分が何をしても、呪いのせいで上手くいかない』症候群に陥ってしまうのである。 だから、力のあると言われる有名な僧侶や霊能者にお祓いをして貰ったりすると、『呪いが解けた』と実感して、自己催眠から立ち直れたりするのである。 俺も含めて、人間の精神的なバランスは脆く、崩れやすい。 現代において、うつ病やそれに類する精神的疾患を持つ人が多くなっているのも精神的ストレスを溜める機会が多いのも原因のひとつであろう。 『信じる者は救われる』 古い時代の偉い人(笑)が言った言葉だが、コレは的を射た言葉だと思う。 人間は無意識下の自分が信じた通りの結果を出す事が出来るのである。 自分を信じる事が出来れば、プラスかマイナスの違いだけで、思考能力ない、単なるエネルギーをむやみに怖がったり有り難がったりする必要はなく、単なる日常的な事と認識できるようになると思う。 俺にとっての(あれ)との遭遇は、様々な考察を生む機会になった。 今まで出逢った(あれ)。 あんた達のおかげで、俺、精神的に強くなりました。 一応言っておきます。 ありがとう。 第五夜・考察1・終わり
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