16人が本棚に入れています
本棚に追加
/51ページ
契約すると言って逃げてきたんだが、大勢のなかで召喚をするのはやはり嫌だ。
「早く召喚をしろよ。お前で最後なんだから。」
「・・・・・分かりました。召喚します。『汝、我に従いて力を貸す事を誓いてここにその姿を現せ。』」
クラスの中で一番光を出していたのは椿。だが、それをはるかに超した光を蓮華は出している。
「な、なんだ!?」
「 前が見えない!!」
騒ぎ出す生徒たち。
当たり前だ。前が見えないほどの召喚の光。騒ぎ出さないはずはない。
「静かにしろ召喚中だ!失敗したら誰が責任とるんだ!」
また静かになり、生徒たちは蓮華の召喚を見守った。
「やっぱり蓮華はスゴいな~!」
感心して見守る椿。
「アイツは一体何者だ?学生があんな光を出せるわけ無い。」
何か疑問を持つ先生こと、燕山 吉哉(エンヤマ ヨシナリ)
彼とはこれから深く関わることになるかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!