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「主、面白がってないで早く契約を済ませて下さい。」
「曉(アカツキ)か。久しぶりにお前たちと会えたのだから嬉しくてな。」
微笑みながら俺は周りを見てみた。
人型が10人。
5人は召喚獣。5つは俺の武器たちなのだ。
紹介は後々するとしよう。
「ゼウス悪いがサタンと契約をしたいのでな。少し下がれ。」
「御意。」
「貴様はサタンといったな?なぜ俺との契約を拒むのだ?」
「へっ!我は誰かに使われるのは嫌いなんでね。契約はしないのだ!!」
「弱いな貴様。」
「なっ!!」
「貴様は弱いんだよ。契約もしたことがない貴様は主になる奴になにをされるか分からない恐怖を隠したくて契約をしない。そうじゃないのか?」
「違う!!」
「それとも神になったお前が召喚獣に成り下がってしまうとでも?」
「ウルサい!!」
「だからゼウスにも負けるんだよ貴様はな。」
「俺は負けてねぇぞ。あんなヤツに。」
「負けているな。ゼウスはちゃんとお前が感じている恐怖に勝ち、俺に力を貸してくれているんだ。だから貴様とは違う。ゼウスと同じ条件のもと戦い勝て。それでこそ本当の勝利といえるんじゃねぇのかよ。」
「分かった。契約してやるよ。それでゼウスに勝つ!!」
「契約完了だな。」
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