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「2人共、何もなくて良かったわ」
「そうでもないよぉ?
にぃさま追い掛けられてたもの」
「あれはわざとだ」
「...また危ない橋を;;」
「気に食わなかったんだ..仕方ないだろ」
「私に言われてもね...
とにかく、ヴァルが待ってるわ。
早く村に帰りなさい」
「みんなもまってるのー」
「そう..だな。じゃあ、行くよ」
「はい。行ってらっしゃい(笑」
無事を喜ぶ談笑...
小さな背を見送りながら、
追っ手の気配を探る...
(異常は..ないか。
でも、嫌な予感がする...)
少しずつ...
しかし確実に近付く
異変の足音...
――気付き、1人―…
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