3章

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拓真と同じ気持ちになってから2年になる。 いよいよ今年は受験生になる。もちろん拓真と第1志望は一緒。だから毎日一緒に勉強をした。そして、冬になり次々周りの友達は合格してる。2人は不安なまま試験会場に行き試験を受けた。 「拓真どうだった?」 「まあまあかな。茉李は?」 「私もまあまあかな。あとは結果を待つだけね。」 そして、結果発表の日。 「拓真、怖いよ。」 「大丈夫、絶対合格してるから。」 2人は番号が書いてあるボードの前に行った。 「大丈夫。大丈夫。」 拓真は「大丈夫」と言いながら前へ徐々に行った。私は1度止まり空を見た。この日は晴れだった。私は「なぜ空は心と同じなんだろう。」って言う答えを見つけた。その答えを心の奥にしまっておき前へ行った。 拓真の結果は…合格。 茉李の結果は…合格。 2人ともに合格した。 「やったー!」 2人は大きな声でおもいっきり言った。 「2人で勉強した努力が認められたんだよ!」 「そうだね!」 そして、3月。卒業。2人は思い出を語り合った。 「けんかもしたしいろいろあったけど2人で乗り越えられたね。」 「うん。」 そして4月入学。2人はまたバスケ部に入部した。そして私はまた空を見てふと思った。 「空はまるで模様みたい。」 とね。
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