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「……………時間」
不意にりんが言った。みんなして時間を見ると、そろそろ出ないと間に合わなくなる時間だった。
「はあ……美鈴!学校行くぞ」
「先に外に行ってるわよー!」
すっかり空気になっている美鈴に声をかけると美鈴は立ち上がり玄関に走っていった。
俺も行くか…
俺は玄関から外に出る…眩しい日の光に一瞬目がくらんだが、気を取り直し前を見る。
「美鈴さん!!痛いです!!アイアンクローがハンパなく痛いですぅ!!!」
「あら、そう?でも、叫べるならまだ平気よね?………まったく、紘とわたしを間違えて抱きつくなんて…先に出てよかったわ。」
女の子が美鈴にアイアンクローをされながら悶えてる姿が目に映る…
スルーしよう。
「あっ!紘先輩っ!!!おはようございます♪」
元気一杯に笑顔で挨拶してくるこの子は安倍紡。一年下の後輩で、安倍晴明の子孫
リアルに式神とか使える。
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