俺の日常

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「起きてるから………寝させろ」 俺はそれだけ言って二度寝をしようとする… 「ふざけてないで起~き~な~さ~い!私まで遅刻するでしょ!!」 「肩を掴むな、揺らすな、指が食い込んでる、力加減を考えろ!!」 全身を前後に揺さぶられながらも必死に抵抗する俺の肩は、尋常じゃない力で掴まれ親指が肩に食い込んでいる。 このちょっと……いや…かなりバイオレンスな幼なじみは風林武道術という流派の免許皆伝で、肉弾戦でコイツに勝てる奴はそうそういないらしい。 「第一な、遅刻しそうなら一人で行けばいいだろ?」 遅刻したら俺が何か言われるだけで美鈴には関係が無いはずだ。 「や、でも…ほら、もう習慣だし……それにアンタの事…心配だから…」 小声で何を言っているのかさっぱり分からないが…
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