making of the road

2/4
6人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
眠っていると誰かが入ってくる音がして、はっと目が覚めた。 入ってきたのは女の人のだった 「村田さん、今日は良い天気ですよ」 そう言いながら女はカーテンを開いた。 窓からの光が眩しくて思わず目を閉じた。 「いつになったら起きてくれるのかなぁ??」 女は少し笑いながら話しかけた。 光に目が慣れてきたので、瞼を開くことが出来た。 女は白い服を着た看護婦だという事が分かった。 「今日…」 と声が出た。 「へぇ~、今日かぁ…えぇ!?」 女はビクっとなって目が覚めた事を確認すると、慌てて医者を呼びに行った。 しばらくすると看護婦と共に医者が部屋を訪れた。 医者はユキナリの顔をまじまじと見ると 「君、自分が分かるかい?名前は?」 と聞いてきた。 「はい、村田ユキナリです。んで、ここはどこですか?俺はどうなったんですか?」 と訪ねると。医者は今日に至る全てを教えた。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!