brack out

1/4
前へ
/25ページ
次へ

brack out

寒い12月の冬の事だった。雪が深く、除雪車の通った後でも車のタイヤが少し埋まるほどのだった。   この雪の中で、何度この道を車を走らせているだろうか。   それも、全ては恋人である“ヒロミ”のためだ。 恋人と言っても、ここしばらくは上手くいってない。 3年目の倦怠期なのか、デートの度に気まずい雰囲気を出すのだ。  今日もまたそうなるのかと思うと車のタイヤが重くなったように感じた。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加