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モモと出会った日、
ズベッ!
「―――うっわっ」
「は?」
ズダダダダダダダ――――!!!
私は朝っぱらから駅の階段から落ちた。
「………」
「いててて」
「………」
「あれ?痛くない?」
「………」
私の上でとぼけたことを抜かしてるこいつ…
マジで殴りたいんですけど。
痛くないのは私があんたの下敷きになってるからじゃ―――!!
って叫びたいけど、上の重みで顔を上げることができず地面に突っ伏した状態で何もしゃべれない。
「―――え?あれ?下に人がいる?」
ガバッ!!
「うわっ!」
ゴツンッ!
上の重みが体を少し浮かした隙に私は両腕で上半身を起こしそのまま立ち上がった。
すると私の上にいつまでものっかってるから、その重みはバランスを崩して後ろに倒れ地面で頭をぶつけたらしい。
振り返ったら、仰向けで間抜けな格好でひっくり返ってる…
中学生?
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