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手探りで動くウチに右手が何か柔らかいものに手が当たる。 「生暖かいな…」 呟きながらペタペタと触る。ちょうど目が暗闇に慣れてきて視力がやや回復したとき、右手が一段と柔らかい感触を伝える。そして左手がヒンヤリとした硬いものにあたり思わず手を引いた大樹は右手に体重が乗った。当然右手の下の柔らかいものをおもっくそ潰して… 「ギニャ○×★◎●△◆!!」 ワケのわからない奇声と共に大樹の下の物体が暴れた。 右手も払われた大樹はそのまま倒れ込んだ。 「痛い!重いよぉ!!」 物体が悲鳴をあげる。 「紗弥!?」
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