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柴田が鬼のような形相で突進してくる。
一瞬、後藤の目が細くなると、次の瞬間には柴田の首は胴体に永遠の別れを告げていた。
転がった首は大樹の足に当たるギリギリで止まる。
「っ…!!」
首の体温を感じた錯覚に大樹も耐えられなくなり、加代と紗弥加を抱えたままその場所を離れた。
さっき走り回っていたときにみた川を目指して歩き出す。
しばらくしてから後ろで断末魔の叫びが聞こえて…それっきり静かになった。
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