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「ダイ…。ありがとう」
紗弥加は大樹を抱きしめて頭を撫でながら言う。
「え?」
おとなしく頭を撫でられていた大樹が顔を上げる。
「そんな衝撃映像を見なくて良いようにわたしとカヨヨの目、塞いでてくれたでしょ?アハハッ、わたしなんか震えちゃってさ、怖くてしかたなかったの。だって斬り合いだよ?でもダイが抱きしめてくれてちょっと安心できて、嬉しくてさ。だからありがとう。」
少し恥ずかしそうに俯く紗弥加を素直に可愛いと思った大樹。
つい照れ隠し。
「そっか。オレもこのほっぺの感触は嬉しいな。柔らけぇ。」
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