3/8

53人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
「ダイ…。ありがとう」 紗弥加は大樹を抱きしめて頭を撫でながら言う。 「え?」 おとなしく頭を撫でられていた大樹が顔を上げる。 「そんな衝撃映像を見なくて良いようにわたしとカヨヨの目、塞いでてくれたでしょ?アハハッ、わたしなんか震えちゃってさ、怖くてしかたなかったの。だって斬り合いだよ?でもダイが抱きしめてくれてちょっと安心できて、嬉しくてさ。だからありがとう。」 少し恥ずかしそうに俯く紗弥加を素直に可愛いと思った大樹。 つい照れ隠し。 「そっか。オレもこのほっぺの感触は嬉しいな。柔らけぇ。」
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加