6/8

53人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
「い、いえ、結構です」 冷や汗をダラダラ流しながら答える。 「どうした?抜けよ。抜くこともできぬ腰抜けならばサッサと立ち去れ?」 膝までガクガク震わせていた男たちは 「で、ではお言葉通り…」 走り去っていった。 フンッ 鼻を鳴らして後藤が川べりに下りてきた。 土手から河川敷に片足をついた瞬間、歩みを止め刀に手をかける。 そして大樹たちの方を見て 「おぬしら、何者だ?」 息をひそめていた3人は驚いて飛び上がる。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

53人が本棚に入れています
本棚に追加