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「それで、お前たちはどこから来たんだ?」 後藤が大樹たちに問いかける。 大樹はズボンのベルトから例の刀を抜き出して後藤に差し出す。 「この刀を抜いたらすごい光に包まれて、気がついたらここにいた。」 「ふーん…!!そ、その刀、ちょっと見せてみろ!」 刀をみたとたん、大樹の手からひったくるように奪い月明かりに照らして観察し始める。 「なんかあるのか?実はすごい値打ち物とか?」 少し期待して大樹が尋ねる。 「これは我が家に伝わる守り刀だ…。どこで手に入れた?」 予想外の言葉に驚く3人。 「どこって…家の土蔵の長櫃の中にしまってあったヤツだけど?え…?てことはあんたご先祖様?」 「とりあえず我が宿所まで来い。泊まるとこもないのだろう?詳しく話そうではないか」
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