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ちょうど晋太郎が刀を構えたところで
先頭の志士が階段から現れた。
「むっ…後藤晋太郎だな?これも世の為、死んでもらう」
男の後ろからも次々に新手が廊下に姿を見せる。
「……お断りだ」
晋太郎は小さく呟くと刀を構え直した。
ウラアァァァァ!!
チェィストオォォォォ!!
男たちが殺気を漲らせ向かってくる。
雄々々ぉぉぉ!!
晋太郎も負けずに吼えると
上段に振りかぶって突っ込んでくる先頭の男を
切っ先を避けつつ一歩踏み込んで横薙ぎに払う。
「があぁぁぁ!」
晋太郎の刀は男の首筋を切り裂き
男は鮮血を吹き上げ倒れ込む…
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