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…斬り合いが始まってどれくらいの時間が過ぎたころか。 ふと大樹は鍔迫り合いの合間に今までにない、ただ床を走る音に気がついた。 ─新手か!? おみよも異音に気がついたようだ。 「晋太郎様が、危ない…」 そう呟くと切なげに大樹の方を見た。 晋太郎が戦っている側とは反対側の階段から新たに4人の男達が回り込んでいた。 まるで「なんとかして」とでも言うようなおみよの視線に大樹は嫌な汗をかいていた。
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