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大樹は始めの2つを避わした。
3つ目の斬撃だけは避わさずに逆に相手の右腕に肘の方から正拳突きをかます。
─ゴキッ!
嫌な音が廊下に響き
男は力なくぶら下がる右腕を抱えて呻きながら崩れ落ちた。
息をつく間もなく4人目が斬りかかる。
左側からの胴なぎをバックステップで避わす。
勢い余った刀は柱に突き刺さり男の動きが一瞬停まる。
その隙にがら空きになった相手の脇腹に大樹の右ストレートが吸い込まれる。
あまりの衝撃に
こちらは呻き声もなく床にダイブした。
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