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―こりゃあ今日の午後は潰れるなぁ…
苦笑いしつつアタマの中で損得勘定をする。
「分かったよ。そのかわり今日だけだぞ？明日からは紗弥姉ちゃんに遊んでもらえよ」
ま、半日で残りの夏休みが手に入るなら安いもんさ。
「うん!!」
加代も嬉しそうだしこれで一件落着、一石二鳥。
「ちょっとぉ、まさかこれからあたしがずっとｶﾖﾖの相手すんのぉ!?」
まあお年頃の女の子だ。友達と遊びに行ったり彼氏とデートだってしたいだろう。
「お前、もう学校決まってんだからいいじゃん。どーせ彼氏いるわけでもねんだし。ヒマだろぉ？」
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