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「…なぁ…?」 「うん…?」 「おみよちゃんは?」 「…………」 ふいに途切れた会話に大樹が身を起こす。 「あれ、寝ちゃったの…か…?」 しかし大樹は言葉を詰まらせた。 紗弥加は寝たワケではなく、声を殺して泣いていたのだ。 「どうした? …まさか…?」 「うん…隣の部屋にシンちゃんといるよ…」 … 大樹は布団を飛び出した。
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