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「ちょっ…ダイ、なんで知って…!?」
彼氏、いなかったようです。
「あはは、ホントにいねーんだ?加代の言ってたのホントだったんかぁ」
これぞまさに両刃の剣。
「カヨヨ…。内緒って言っといたのに…」
大樹はようやく一矢報いてケラケラ笑う。
「まあそういうことだ。あ、あと今夜数学教えてくんね?どーしても一カ所分かんなくてさぁ」
「えーまたぁ?」
夏休みに入ってから数学ができないヤツに分かるように教える大変さは身に染みている。
「誰かさんのせいで半日潰れちゃってさ。ちょうど数学に目覚める一歩手前まできてたんだけどねぇ」
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