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「あ…?
あぁ、はいよろしくお願いします」
また歴史上の有名人に会えて感激して言葉がつまる。
「いや実際、昨晩の君は見事だった
どうだ、後藤くんのように我らの仲間にならないかね?
君ならその資格に適いそうだ」
いきなりの誘いを受け、戸惑う。
「まぁ、すぐにとは言わない
考えておいてくれ」
そう言って2人は晋太郎とおみよのいる部屋に入っていった。
大樹も自分が目覚めた部屋へ戻った。
部屋の中央に敷かれた布団では紗弥加が突っ伏して寝息をたてていた。
大樹は下敷きになった掛け布団を引っ張り出して紗弥加を布団の中央に転がす。
そして引っ張り出した掛け布団をその上にフワッとかける。
その横に腰を下ろした大樹は
―寝顔…
思わず頬をつつきたい衝動に襲われる。
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