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「つまり、オレの一番嫌いなタイプ」
やつの整った顔が、勝ち誇ったようにムカつく笑みに変わった。
言ってくれるねぇ… 初対面でいきなりそれはないだろうよ。
いいぜ、そっちがその気なら俺だって黙っちゃいられねぇ
「俺もてめぇみたいなマセガキは大っ嫌いだ」
いや、待て。
その探るような目線
挑発的な言い方
やけに自信満々な態度
へへーん。そうか、そういうことですか。
侮れないねぇこの美少年。
上等なのは見た目だけじゃないと。
「…と刃向かえば正解だったのかな?お坊ちゃま。俺のこと試しただろう」
つまり、わざと悪い口を叩きつけ、俺がどういう行動をとるか計ったのだ。
今のように言い返してくるか
それとも腰を低くして引き下がるか
「ご名答」
高慢な返答。
「今ので、嫌いな奴、から、害のない奴に格上げ」
「あっそう。ってことは一緒に飯食ってもいいんだな」
つーことで俺も着席。
「名前は?」
ほら、そこで探るような目線。
社交的な会話をしようとしないのはどっちだよ。
名前くらい素直に教えてくれてもいいじゃないか。
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