story…1

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「あーんずちゃん」 杏「…は?」 「俺さずっと杏ちゃんと 話したくてさよかったら 仲良くしてくれない?」 話したい? 仲良くしてくれない? 杏「…うざい」 「酷いなあ 仲良くしようよ杏ちゃん」 杏「おい勝手に 名前呼んでんじゃねーよ」 「名前で呼んだら駄目?」 杏「馴れ馴れしいんだよ」 「拓美は呼んでるのに 俺は駄目なわけ?」 うぜえ… 杏「ハァ…僕の前から 居なくなってくんない…??」 男は無言で立ち去った 拓美「相変わらずだね…」 杏「…だって嫌なんだもん」 拓美「小さい頃からだよなー」 うーん 杏「…確かに」 拓美「何で嫌なんわけ?」 何で…?? 杏「馴れ馴れしいから」 拓美「そんだけ?」 これって言った理由はないけど 何か嫌なんだよね 杏「何か嫌なんだよ」 拓美「ま~俺は名前で 呼んでいいから 関係ないけど♪」 杏「あっそ」 拓美「ね~ね~」 杏「…なんだよ」 拓美「杏ってさ~ 潤さんには優しいよな」 潤君に優しい…?? 杏「そう?」 拓美「うん」 それは… 杏「血が繋がった 兄弟だからじゃない?」 拓美「ふ~ん 好きとかじゃなくて?」 好き? 僕が潤君を?? 杏「兄弟だから好き 恋愛感情は無い」 拓美「そっか!」  
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