story…13

17/17
15548人が本棚に入れています
本棚に追加
/353ページ
杏「指…輪?」 珠喜「早く気づけよ」 杏「…あ…ん ふ…ふぇっ」 珠喜「…何泣いてんだよ」 杏「わかっ…な 涙…止まっ…なっい」 嬉しすぎて涙止まんない 珠喜「たく…泣くなよ」 ペロっと僕の涙を舐め チュッっと僕のほっぺに キスした 珠喜「その指輪さ… 俺がデザインしたんだよ」 杏「珠喜…が?」 珠喜「そ…みさはジュエリーショップ を経営してるから世話に なっただけ」 そう…だったんだ 珠喜「いつも夜遅かったのは デザインとか考えてたせい んで今日は指輪が完成 したから取りに行ってた ずっと一緒にいれなくて …ごめんな?」 僕は首を横に振った 珠喜「気に入ったか?」 杏「ん…凄く」 指輪には木に花が 咲いている物が 彫ってあった 珠喜「それ杏の木」 杏「え?」 杏の木? 僕の名前と同じ木 少し桜に似てる花びら 珠喜「世界に一つだけの 指輪…大切にしろよ?」 杏「ん…大事する 珠喜…ありがと…大好き」ニコ 珠喜「当たり前だ ずっと俺の杏でいろよ?」 杏「うんずっと 珠喜の僕でいるよ」 僕達はどちらともなく キスをしたーー… だから 珠喜もずっと 僕の珠喜でいてね? 約束だよ     …Fin…  
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!