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杏「も…ほっといて」
珠喜「…泣いてんの?」
杏「泣いて…ない」
珠喜「泣いてんじゃん」
誰のせいだと思ってるんだ!!
珠喜「ふぅ…こっちおいで」
グイっと腕を引っ張られた
よく寝ている僕を
片手で起こせたものだ
杏「うぅ…離…せ」
珠喜「やだ…ごめんな?」
え…??
杏「…何で?」
珠喜「俺何かしたんだよな?」
理由わかってないじゃん…
杏「…理由わかってないなら
謝らないでよ…」
珠喜「…ごめん
俺…馬鹿みたいだから
教えて…くれない?」
杏「…もういい
気にしてないから!
だから神谷も気にするな」ニコ
僕は頑張って笑った
珠喜「無理矢理笑うなよ」
杏「だって…」
珠喜「…俺のせいだよな」
そうだよ!!
お前のせいだ!!って言えたら
どんなに楽なんだろ…
杏「違うから…
何か…自分の知らない
感情が怖かっただけ」
これは事実
龍に話聞いてもらって
この感情が何なのか
わかったけど…
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