story…3

31/40
前へ
/353ページ
次へ
杏「じゅ…潤君落ち着いて」 潤「つ…付き合って…るの?」 杏「付き合ってない!!」 潤「はあ…よかったあ」 そう言って潤君は 何故か満面な笑みで笑った 何がそんなに嬉しいの…? 杏「………神谷」 神谷に聞こえる程度の 声で名前を呼んだ 珠喜「どうしたの?」 どうもしない… ただ…ただ… 神谷が近くにいるって 実感したかっただけ 杏「…近くに…いて?」 僕がそう言ったのに 神谷はやだよっと言って 僕から離れ 潤君の所に行こうとしたから パシっと神谷の腕を掴んだ 珠喜「……杏?」 杏「いか…ないで 近くに…いて… お願い…だから…」 珠喜「…後で一緒に居て あげるから…今は我慢しろ」 神谷はそう言って 僕の手を振りほどいた どうして…? 僕は今一緒に居て欲しいのに 何でわかってくれないんだよ… 杏「もう…いい」 珠喜「何て…?」 杏「…何でもない」ニコ 上手く笑えてるよね…? これ以上神谷を困らせるのはよそう… 珠喜「………」 さて…早く学校行こ この場に居るのは ちょっと苦しい…  
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15549人が本棚に入れています
本棚に追加