story…3

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龍「俺も聞いていい?」 杏「ん…なに?」 龍「辛い?」 予想外の質問で 僕は驚いた 杏「…え?」 龍「涙堪えてる 泣いていいよ? 辛いんでしょ…?」 杏「龍は凄いよ… 何でも僕の事 わかってるんだから…」 そう言いながら 僕は涙を流した 龍「おいで杏」 龍は泣いてるの僕を 優しく抱き締めてくれた いっその事龍に恋すれば よかった… そしたら こんな辛い思いしなくて すんだのに… 龍「…落ち着いた?」 杏「うッ…うん」 龍「仲直りしなかったの?」 僕は首を横に振った 龍「また喧嘩した…?」 また僕は首を横に振った 龍「じゃあどうしたの?」 杏「何か不安で神谷に側に 居て欲しくて… 側に居て?って言ったのに… 神谷は僕から離れて 潤君の所に行ったんだ」 龍「うんそれで?」 杏「それで…潤君の所に 行って欲しくなかったから 神谷の手掴んだけど 後で一緒に居てあげるからって 僕は…今一緒に居たかったのに 神谷が今一緒に居たいのは潤君? って思っちゃって…」 龍「うん」 杏「それで楽しく話してる 二人の姿見たくなかったから 早く学校行こうとしたら 潤君…また俺のせい? って言い出して…」 また涙でてきた… 杏「違うって言ったのに 泣き出しちゃって… 神谷心配して 僕って考え方が醜いから… 悲劇のヒロインのつもり? って思っちゃって… 僕って…醜いね」 僕そう言って 少し笑って見せた  
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