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「なっ!?」
明らかに馬鹿にされたのはわかるが、その目の奥にある強さに反論の声が出ない。
「やるんだろう?早くかかってこいよ」
人数的には確実に不利なのに、龍牙は楽しそうに笑っている。
それを見て少年達は各々武器を手にする。落ちていた角材や、どこからか取り出したナイフ。じりじりと輪を狭め、威嚇していく。
龍牙は微かに目を細め、不快そうにした。
「一人を大勢で囲みながら道具を使うなんて…情けないな」
「うるせえっ!」
少年達が一斉に龍牙を攻撃した。
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