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しかし振り下ろした武器が龍牙に届く事は無かった。
龍牙は、四方から攻撃されたのを避けるのではなく、反撃することによって防いだのだ。
悲鳴をあげる暇もなく昏倒させられた人数は3人。
龍牙を囲んでいる少年たちは、いつ彼らが攻撃されたのかもわからなかった。
「なっ!?ひー君!?まー君!?」
「てめぇ!みっちゃん達に何するんだ!」
「あんたら…そのあだ名どうにかすれば?似合わない」
龍牙の呆れたような冷静な突っ込みに、少年たちはますます怒った。
また喧嘩が再開され、路地裏には何かを殴る音や怒声、悲鳴が響いた。
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