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騒ぎが収まり、静かになった路地裏には、異様な光景が広がっていた。
「「「すみませんでした」」」
龍牙の前にさっきの少年達がずらりと並んで土下座をしている。
体中に怪我があり、隅の方には気絶して動かないやつもいるようだ。
「わかりゃぁ良いんだよ。じゃぁな」
対照的にかすり傷一つ無く…むしろ暴れてすっきりした様子の龍牙。
そのまま立ち去ろうとしたら、少年達のリーダーが引き止めた。
「待ってくださいっ!」
「何?まだなんかあるの?」
「俺を…俺たちを弟子にしてください!」
「…は?」
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