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「俺は弟子をとる気はない。縛られるのは嫌いなんだ。」
その瞬間、龍牙を囲んでいた少年達は、ガーンという文字が背後に見えそうなほどショックを受けたようだ。
「そう…ですか」
「あぁ。えーと…何か悪いな」
龍牙は、まるでこの世の終わりだとでもいうような雰囲気に戸惑ったようだ。
なんだか逆に申し訳なくなって、謝ってしまっている。
「いえ…」
「そうだ…せめてお名前を聞いても良いですか?」
「ん?あぁ…お前らも名乗るなら教えてやるよ」
そうして互いに名乗りあった後、それぞれが家路についた。
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