日常の向こう側 短編集

・龍牙…13歳 [秋]

｢龍牙さん…やはりなんて素晴らしい人なんだ!｣

｢わかりました!勉強とボランティア…世のため人のため。俺達頑張ります!｣

｢｢｢失礼しました!｣｣｣

またお辞儀をして走り去っていく少年達。

後に残されたのは疲れた表情の龍牙と、多種多様な表情をした生徒達であった。

後日談

<～で起きた震災では、ボランティアの方々が…>

テレビに映る被災地。

その様子を話すアナウンサーの後ろには、黙々と働くあの少年達の姿が映っていたとか。