160人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「ん~…」
心なしかキラキラとした目でチェンベイを見つめる馬。
「ん。マアってのはどうだ?」
どっからでてきたのかは定かでないが、どうやら決まったらしい。
[マア…か。わかった。ならば、今日からお前が我の契約者だな]
こうして、ここに団体行動が大嫌いな奴と、記憶喪失の奴という世にも奇妙な主従関係が結ばれた。
[ところで我はどこに行くのだ?]
「俺の部屋だ」
[…我が普通に出歩いて行って大丈夫なのか?]
「………さぁな」
前途多難な二人であった。
最初のコメントを投稿しよう!