・先輩…17歳 [春]

15/15
160人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「ん~…」 心なしかキラキラとした目でチェンベイを見つめる馬。 「ん。マアってのはどうだ?」 どっからでてきたのかは定かでないが、どうやら決まったらしい。 [マア…か。わかった。ならば、今日からお前が我の契約者だな] こうして、ここに団体行動が大嫌いな奴と、記憶喪失の奴という世にも奇妙な主従関係が結ばれた。 [ところで我はどこに行くのだ?] 「俺の部屋だ」 […我が普通に出歩いて行って大丈夫なのか?] 「………さぁな」 前途多難な二人であった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!