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そんな中、ある場所で大きな地震があった。
彼らが住む場所からは離れていたため被害は無かったが、ニュースでは毎日のように取り上げられた。
｢俺達にも何か手伝えないだろうか｣
彼らはそう考えた。
早速作ったボランティア団体…名を龍の牙という…で会議を行う。
因みにこのボランティア団体っぽさゼロの名前は、わかりやすく龍牙からきている。
本人は興味なさそうに了承していた。
会議の結果、龍の牙からは代表26人が被災地に行く事になった。
この26人とは、龍の牙結成者…つまり、龍牙に叩きのめされたメンバーである。
現在100を超える人数となった龍の牙だが、リーダーは居ない。
今回の代表となった26人が全員で運営をし、周りの意見も取り込んだ話し合いで物事を決めている。
彼らは口を揃えて、リーダーに相応しい方は龍牙さんだけだ…と言い、誰もリーダーになろうとしないのだ。
まぁそんな団体だが、周りにはかなり親しまれていたため、募金や救援物資は早々に集まった。
学校側が約10日の公欠をプレゼントしてくれたため、出席日数には響かない。
集まった物資を持って、いよいよ被災地に出発した。
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