恋の発覚

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教室で座っている僕の横を、一人の女の子が通り過ぎようとしていた。その時、何かに気付いたかのように僕を見る。 「あ、武だ。おはよ。」 「お…おはよ。」 僕は小林武っていいます。武という名前だけど、強いわけじゃないんだ。 今挨拶してくれたのが清水祐奈さん。同じ部活がら、ゆうってよんでる。 最近、ゆうのことが気になるみたい。やっぱり゙好ぎなのかな? 「な~に見てんの?」 「うわっ!?」 前が見えない…。手で目を隠されたみたいだ。 「その声は…なつだな?」 「当ったり~。よくわかったね。」 手を離して振り返る。その姿に心臓が揺さぶられた。 目を隠してきたのは、幼なじみの石川奈津美。なつって呼んでる。
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