第二章

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「そんな俺が行き着いたのがこの村だった。こんな町外れに、この村の人々が住んでいた。理由は言うまでもなく人々は熱心な切支丹だったからだ。初めは異国の宗教に抵抗があった俺だが、村の人々からキリスト教についての話を聞いていくとキリスト教がいかに素晴らしく何故そこまでして人々はキリストを崇拝するのかが分かってきたんだ」   初めて男は比較的長く自らの意志でいきさつを語った。相変わらず自らに語りかけるような口調には変わりは無いのだが…………
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