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仕方なく正面の演説台に向かいかけた時、一瞬目の前が光り視界がしぼんでいった。まるで古いブラウン管のテレビのスイッチを切ったように。
「なっ、何なんだ。俺はどうしたんだ・・・」
そのまま眠りにつくように意識を失っていった。
プチッ
遠い所で微かに音がする・・・・
再び意識が戻るのが分かった。
しかしそれはいつもとは違う感覚だった。
小さい光が大きくなり視界が戻ると思われたがまるで薄暗い海底から見た潜水艦の窓口ぐらいの視界でしかなかった。
「かっ、体も動かん!」
まだ夢でも見てるのか?
もがいてみたがどうすることも出来ず暫く途方にくれていたが、前方にある丸い視界を覗き込んで愕然とした。
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