記憶

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ここは…学校? いつも通りの制服をきている 「どうして俺?こんなところに?」 中庭にただ一人 「なんで君は生きているの?」 突然背後からする声に振り向く 「お…俺は…」 「僕たちは…痛い思いをしたんだよ?ほら…」 そこにいた男は自分の腕を見せる 「う…うわぁぁ!!」 男には腕が無かった 切り口からは真っ赤な血が溢れ出ている 「こんなに…こんなに血がでて…」 「俺なんか足と胴体がバラバラだよ…」 「ひっ…やめ…来るな!来るなぁ!!」 男はずりずりと地面をはって近づいてくる 逃げなきゃ…殺される! 走りだそうとした時にはもう遅かった 周りには血だらけの男や頭を撃ち抜かれた女に囲まれていた 「オマエダケ…ユルサナイゾ…!」 みんなの持っているナイフが自分の体を貫く
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