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「でも、誰でも楽をしたいと思わない?」
私の発言に彼女は大きく頷いた。
「当然よ。楽できるにこしたことはないわ。」
こういう矛盾すること言うのも彼女の特徴ともいえるだろう。
あえて突っ込む気にもなれず、カプチーノに口をつけた。
特別に美味しいと思うわけではないのだが、喫茶店にお金を落とすことを何とも思わなくなったのは彼女と遊ぶようになってからだ。
実際、彼女の金銭感覚は少しおかしいように私は思う。
彼女も自覚しているようだが、今更直す気もないようだ。
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