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科学の力は、ここ数十年で飛躍的な成長を遂げていた。
しかしその反面、自然破壊、二酸化炭素の増加、挙げ句には太陽からの強力な紫外線が降り注ぐ星になってしまった。
世界の自然環境は悪化し、それにより各地の人口は徐々に減少の一途を辿っていたのだ。
最大期の半数程にまで減ってしまった人々は危機を感じる。
そして互いに種族、国柄など関係なく協力して生きる道を取った。
しかし、めまぐるしい進歩を遂げた科学の誘惑には勝てはしなかった。
人口の減少は一時期よりも陰りを見せるものの、止まる事を知らない。
星の未来、そして星に暮らす生命の未来は岐路に立たされる。
選ぶのは…
一般向け資料書物『選択者』より抜粋
著:リカルド 康二郎
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