溺想

1/1
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

溺想

私が抱きたいのは、触れた事のない貴方の体。 今宵もただ貴方の幻想を。 唯一最後の 冷たい手の感触の中で。     貴方を想い浮かべる事さえ今は罪のように思える 貴方が居れば、ただの惨めな私でいられたのに。     もう貴方のせいにしたくない なら、私はどうすればいい? お願いだから 一言でいいから 貴方の思いを聞かせて
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!