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「や!や!コード○アス新刊!
まる○に○ロ魔まで!
はぅ…まさに宝庫…。」
「あの~…白石…さん?」
「なんですかハルさん?」
よかった。とりあえず『白石 雪』ではあるらしい。
一時は多重人格を疑ったものだが…
「どうしたんですか~?ぼけっとして~。」
「あまりの変貌ぶりについていけなく…」
「わきゃあああ!ハ○ヒも出てます!今日はアレです!
昔無くした財布を発掘したら、その中に一万円が入ってたくらいのLUCKY DAY!!
称してらき★でい!
きゃははははははははは!!」
話を…聞いてください…つうか怖い…。
荒れ狂う白石は、そのままのテンションを維持しつつ、ホクホク顔で大量の本をレジへと運び、会計をすませて帰って来た。
そして俺は、自分の中で疑惑から確信へと変わった意見を口にした。
「白石…お前は…」
「お察しのTO★U★RI♪
私は真性のアニメ・漫画・ゲームヲタです♪
あ…すいませんハルさん。帰りの電車賃貸して貰えますか?
本買ったらすっからかんになっちゃったんで。」
「…あぁ……。」
「良かった~。私『ハ○テ君かよ!』とかツッコまれると思いましたよ~!
じゃあ帰りましょう~♪」
白石は本の袋を両手に持っていながら、軽快なスキップでゲーマーズ…?とやらを出た。
かくいう俺は…白石の鞄持ち…。
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