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「急に大声出さんといて…。」
「ひゃー!ついにキましたよ!フラグ乱立乱立!
きゃーーーーー!!!」
顔を赤くし、両手で頬を押さえながらぐねんぐねんよじれる…もとい悶える白石の襟を掴んで、引きずるように家へと向かう。
「あ~もう暴れるな!」
「この流れだと『服濡れたろ?乾くまでこれでも着てろよ。』ってワイシャツか何か渡されるんですね!?
そしてそのまま…ひゃー!!」
『傘貸すよ』の一言でここまで妄想が発展していく想像力の豊かさには感服するな。
きっとこいつに本を書かせたら、すさまじい物が出来るに違いない。
そんなこんなして到着したは俺の家。
「ほらついたぞ。さっさと入れ。」
「はぃ~♪……あれ~?」
白石がフヌけた声を発する。
多分こいつは一戸建てを期待してたんだろうな。
悪かったね!ボロアパートで!
べ…別に悲しくないんだからね!!
…うつったなぁ…
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