雨ガッパ+長靴は、典型的な萌え要素♪

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「こ…古風な…アパートですね。」 白石の『評価に困る女(男)』に言うような遠回し発言。それが俺の心をえぐる。 「率直にボロいと言ってくれ。なんか惨めだから。」 「そ…そうですか?じゃあ… めっちゃボロいじゃないですか! 最初『え?物置?』って思いましたしねー。 いや~なんか震度3くらいの地震で倒壊しそうな…あれ~? 大丈夫ですかハルさん?」 「誰もそこまで言えとは言ってねぇだろぅがよぅ…。」 「いじけるハルさん萌え~♪」 もはやツッコミをいれるのもバカらしい。 とりあえず『かぁいいかぁいい』言いながら腕に絡み付いてくる白石を玄関に放り込んだ。 ハタから見ると幼女誘拐犯みたいだが気にするなよ読者諸君! 「ふぇ~。びしょびしょ…とはいいませんけど、しっとり濡れました。微妙に制服透けてる…。 これがギャルゲなら、そのまま一気にエロイベント→エンディングなんですけどねぇ…。」 「女の子がギャルゲだとかエロだとか言うな。 居間にタオルあるから拭いとけ。」 「ふぇ~い。」 ふらふらと居間へ向かう白石を見送った後、俺は自室へ向かい私服に着替えた。濡れた制服やなんやらはまとめて洗濯機に放り込む。 「ふぅ…とりあえず落ち着いたな。お~い白石~ ちゃんと拭いたか~?」 「ん~…ハルさ~ん。ちょっち質問が…」 俺の質問に質問で返してきやがった。 こいつの国語成績2! (春彦調べ)
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